MS、「Skylake」搭載機器上の「Windows 7/8.1」サポートを2018年に延長

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-03-22 11:44

 Microsoftは米国時間3月18日、Intelの第6世代プロセッサ(開発コード名:「Skylake」)を搭載した機器上での「Windows 7」および「Windows 8.1」のサポートについて、期間の延長と一部内容の変更を発表した。

 同社はWindows for IT Prosブログへの投稿で、サポートポリシーの変更について説明している。

 同社は、Skylake搭載機器上でのWindows 7とWindows 8.1の延長サポート期間の終了を2017年7月17日ではなく、2月に公表したサポート対象機器については2018年7月17日までに引き伸ばすことにしたという。

 また同社は、延長サポートの終了後に、Windows 7ユーザーおよびWindows 8.1ユーザーが受け取るセキュリティアップデートの内容に関する規約についてもより明確にしている。

 同ブログには、「2018年7月以降、Windows 7およびWindows 8.1に対する重大度の高いすべてのセキュリティアップデートは、Windows 7の延長サポート期間が終了する2020年1月14日まで、そしてWindows 8.1の延長サポート期間が終了する2023年1月10日まで、Skylake搭載システムに対しても提供される」と記されている(これはMicrosoftの機器、およびOEMがサポートする機器のリストに掲載されているもののみを対象としている)。

 これらの新たな規約は、PCだけではなく、Skylakeを搭載した組み込み機器上で稼働するWindows 7、Windows 8、Windows 8.1にも適用される。今回規約が明確化されるまで、組み込み機器上でのこれらOSに対するサポートの終了日はPCと同じであるものの、サポート内容があいまいな状態となっていた。

 Microsoftは1月時点で、「Windows 7とWindows 8.1向けの極めて重大度の高いセキュリティアップデート」について、「そのアップデートが他の機器上で稼働するWindows 7/8.1プラットフォームの信頼性や互換性にリスクを及ぼさない限りリリースされる」と述べていた。

 企業ユーザーは、1月半ばのこの発表の前には、Skylakeを搭載した新規PCを購入し、自らの希望や必要に応じてOSをWindows 7やWindows 8.1にダウングレードしても、Microsoftからのサポートを受け続けられると考えていた。

 「Windows 7 SP1」は現在、延長サポート期間中であり、2020年1月14日まで同OSに対するセキュリティアップデートが提供される。また、Windows 8.1の延長サポート期間は2023年1月10日まで終了しない予定だ。

 しかし、同社は1月にサポート規約を突然変更した。ユーザーが旧型のプロセッサ(Intelの「Haswell」ファミリなど)を搭載した機器を使用している限り、Windows 7とWindows 8.1のサポート終了日は変わらない。しかし、互換性やテスト、予算といったさまざまな理由でSkylake以降のプロセッサを搭載した機器上でWindows 7やWindows 8.1を稼働させたいと考えているユーザーにとって、サポート期間は著しく短くなる。

 同社は、Skylake以降のプロセッサを搭載している機器のユーザーに対しては今までと同様に、できる限り早期に「Windows 10」へとアップグレードするよう推奨している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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