アップルのプログラミング言語「Swift」、Linuxをサポート

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-03-25 10:02

 Appleは米国時間3月21日、「Swift 2.2」をリリースした。同社が2015年12月に、「iOS」および「OS X」向けアプリケーション開発言語である「Swift」をオープンソース化した際に、「AppleはSwiftのオープンソース化にどれだけ真剣なのだろうか」という疑問が頭をもたげていた。

 この疑問に対する答えは「かなり真剣だ」ということが明らかになった。同社は2月にSwiftのベンチマークスイートをオープンソース化したことに続き、今回のリリースからLinuxをサポートするようになったためだ。

 具体的に述べると、サポートされるのは「Ubuntu Linux 14.04」と「Ubuntu Linux 15.10」だ。Appleは「Linuxへの移植はまだ初期段階であるため、今回のリリースには『Swift Core Libraries』(『Swift 3』で搭載予定)は含まれていない。しかし、デバッガ(LLDB:Low Level Debugger)と対話型評価環境(REPL:Read Eval Print Loop)は含まれている」という。

 Linuxのサポートという点を別にすれば、このリリースにはさほど大きな変更が含まれているわけではない。とは言うものの、今回のリリースには「Apple以外の212人のコントリビューターからの貢献が含まれており、それらは単なるバグフィックスから、Swiftの言語仕様や標準ライブラリに対する機能強化や変更に至るまで多岐にわたっている」という。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]