キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は4月1日、クラウドサービス「GUARDIANセキュリティサービス」のラインアップに「マイナンバー漏えい対策メール検知サービス」を追加し、提供を開始した。メールによるマイナンバー漏えい対策を低コストかつ短期間で導入できるという。
税別価格は初期費用が1万円、月額費用が1アカウントあたり150円。最低契約数は10アカウントから、最低利用契約期間は1年間。
マイナンバー漏えい対策メール検知サービスのイメージ(キヤノンITS提供)
マイナンバー漏えい対策メール検知サービスは、発信されるメールにマイナンバー情報が含まれているかどうかを検知し、管理者へ通知する。ウェブフィルタリングソフトウェア「GUARDIANWALL Ver8.1」に搭載されているマイナンバー検査機能をサービスとして提供する。
サーバの手配などが不要なため、短期間で導入できるとしている。GUARDIANセキュリティサービスの他のサービスと組み合わせることで、添付ファイルの暗号化、誤送信対策、スパムメール対策などの総合的なセキュリティ対策が実現できるという。
サービス開始にあたり、新規契約者向けに初期費用が無償になるキャンペーンを展開する。対象は9月30日までの申込分で、初期費用を無料とするほか、同時申込で「添付ファイルZIP暗号化サービス」も初期費用が無料になる。
GUARDIANセキュリティシリーズは、キヤノンITSが独自に開発、販売している企業向け情報セキュリティ対策の製品サービス群。WEBGUARDIANのほかにメールフィルタリングアーカイブソフト「GUARDIANWALL」などが含まれる。
キヤノンITSが所属するキヤノンマーケティングジャパン(MJ)グループでは、ハードウェアや収集・管理、セキュリティ、コンサルティング・BPOの4つの分野でマイナンバー制度に対応した製品やサービスを提供していくとしている。
キヤノンMJがグループで提供するマイナンバー管理製品(キヤノンITS提供)