HPは米国時間5月17日、新たな3Dプリンティングシステムとともに、多くの企業パートナーを発表した。
「HP Jet Fusion 3D Printing Solution」という名称のこの新プリンティングシステムは企業での使用を念頭に置いている。
同社の3Dプリンティングシステムは、より低価格かつ、より迅速に成果物を作り出すことを目的としている。HP Jet Fusion 3D Printing Solutionは3Dプリントサービス業者をターゲットとしている。同社は2014年10月29日に3Dプリンティング分野への進出を発表していた。
同社によると、この3Dプリンティングシステムによって以下のことが実現されるという。
- ラピッドプロトタイピングに向けたワークフローの簡素化
- 複数の業界に恩恵をもたらす、材料とイノベーションのエコシステムを生み出すためのプラットフォーム
- 毎秒3億4000万ボクセルの処理能力(ボクセルは2Dプリンティングにおけるピクセルに相当する)
共同開発パートナーにはBMWやNike、Autodesk、Johnson & Johnsonなども名を連ねている。また、これらのパートナーはHPにとって顧客でもある。
HP Jet Fusion 3D Printing Solutionとして、プロトタイピング向けの「HP Jet Fusion 3D 3200 Printer」と、プロトタイピングおよび短期間製造向けの「HP Jet Fusion 3D 4200 Printer」が提供される。いずれのプリンタでも、ソフトウェアや処理ステーション、冷却ユニットといった一連のツールが用意される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。