Red Hatは米国時間6月22日、API管理サービス分野の大手である3scaleを買収すると発表した。この買収により、Red Hatのミドルウェア製品ポートフォリオが補完されることになる。またRed Hatは同日、2017会計年度第1四半期決算(5月31日締め)も発表した。利益は予想通りで、売上高は予想を上回った。
第1四半期決算が堅調だった一方、Red Hatは3scaleの買収により、第2四半期のGAAPベースの営業費用がおよそ300万ドル(1株あたり1セント)増加し、通期では700万ドル(1株あたり3セント)増加するとした。この発表を受け、Red Hatの株価は時間外取引で下落した。
Red HatのシニアバイスプレジデントCraig Muzilla氏は発表で、3scaleのテクノロジは「企業による、『Red Hat JBoss Fuse』といったツールを用いたAPIの開発や発行を可能にするとともに、そういった発行済みのAPIの管理や普及を推進することで」、Red Hatのミドルウェア製品ポートフォリオや「OpenShift」製品を補完すると述べた。
Red Hatの第1四半期決算は、非GAAPベースの純利益が9200万ドル(1株あたり50セント)となった。売上高は前年同期比18%増の5億6800万ドルだった。
同四半期中のサブスクリプションによる売上高は前年同期比18%増の5億200万ドルだった。
アナリストらは売上高を5億6270万ドル、1株あたり利益を50セントと予想していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。