ミロク情報サービス(MJS)と東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)は6月24日、統合基幹業務システム(ERP)間のデータ連携を可能にし、海外に現地法人を持つ中堅中小企業向け製品を7月1日から提供開始する。
MJSが提供するERP「Galileopt NX-I」とB-EN-Gが提供するERP「A.S.I.A.」との間でデータを連携する。また、Galileopt NX-IとB-EN-Gの製造業向けシステム「MCFrame」とも連携を図る。
例えば、ドル、元、バーツなど多通貨でA.S.I.A.に入力管理されている財務会計データを円換算した後、Galileopt NX-Iへ仕訳データとして取り込み、Galileopt NX-Iのビジネスインテリジェンス(BI)と管理会計の機能を活用して海外現地法人の状況を多面的に把握するといったことが可能となる。
さらに、Galileopt NX-Iへ集約されたデータは、日本国内の本社やグループ会社と同一の推移表や比較データで可視化できるようになる。これによって、複数の海外現地法人の状況を同じ指標で比較したり、モニタリングしたりすることが可能となり、リスク因子の早期発見、内部統制の強化、海外子会社を含めたグループ会社のガバナンス体制の構築が容易になる。
データ連携のイメージ