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Amazonはこれまでプレビューとして提供してきた「Amazon Elastic File System(EFS)」ストレージサービスの一般提供を開始した。米国東部(バージニア北部)、米国西部(オレゴン)、欧州(アイルランド)の3リージョンで提供し、他のサービスと同様に顧客は利用した分だけ支払うことになる。
EFSは2015年にAmazonが発表した共有ファイルストレージサービスで、AWSのクラウドストレージ製品上にある管理可能なファイルシステムに対し、低遅延でアクセスできる。複数のEC2インスタンスに対応し、複数のアベイラビリティゾーンでファイル、ディレクトリ、リンク、メタデータのコピーを保存できる。これにより企業のデータを保護できるという。
拡張性のあるファイルストレージをより容易に管理する手段を求める顧客のフィードバックを受けて開発されており、作成したPOSIX準拠ファイルシステムに拡張性があるという点はエンタープライズ顧客に訴求するものとなるだろう。ペタバイト級まで拡張でき、上限はない。
Amazonは公式ブログで、単一のVirtual Private Cloud(VPC)からサービスにアクセスできると説明している。VPC内に作成してマウントしたマウントターゲットを経由する。各マウントへのアクセスはVPCのセキュリティグループで制御できる。
EFSに接続したファイルシステムは、ファイルシステムに接続しているクライアントの数、ファイルシステムの読み書きの量、バーストレベルのスループットで転送されるデータの容量といった指標を「CloudWatch」コンソールに提供する。
一方で、VentureBeatが指摘しているように、制限もある。システムはWindowsを動かすEC2インスタンスでは利用できず、特定ののAWSリージョンでの上限は10ファイルシステム、同一のファイルに同時にアクセスできるアクティブユーザーの上限は128となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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