ジーニーは7月5日、マーケティングオートメーション「MAJIN」のサービス提供を開始すると発表した。
マーケティングオートメーション(MA)への注目度が高まってきたが、これまでのMAプラットフォームはCRMをベースとしており、メール配信をはじめとした販売促進に特化していた。そのため、集客に関する課題を解決できておらず、BtoCでの利用が進んでいなかったという。
MAJINは、同社のスマートフォン向けプッシュ通知サービスを基に開発した。SSP(Supply-Side Platform、媒体社側を支援する広告販売支援ツール)の開発・運営で獲得した技術力を生かし、集客施策から販売促進、顧客管理までを自動最適化するBtoC向けサービスとなっている。
ウェブブラウザに加えて、アプリからの集客から販売促進までのデータを分析し、データドリブンのマーケティングを実現するとしている。
これにより、既存カスタマーをファン化し、ロイヤリティを高められるだけでなく、人工知能によりロイヤルカスタマーとなり得る条件を分析し、購買意欲の高い新規ユーザーを集客することも可能になるとしている。
主な特徴は以下の通り。
- 業種特化、クロスチャネルでのスコアリング/シナリオ配信
- 月額10万円ですべての機能がオールインワン
- メール、プッシュ通知、リスティング・ディスプレイ広告との連携も可能
広告やマーケティング、メディアやユーザーのデータを蓄積・統合・分析し、全てのチャネルに活用できるデータプラットフォーム「Geniee DMP」の強みを活用。業種ごとに最適なルール設計を実現し効果を最大化する。
月額10万円のスタンダードプランで、集客(アトリビューション、入札自動化、レポート一元化)、販売管理(アナリティクス、DMP)、販売促進(プッシュ通知、メール配信)など、全ての機能が利用可能。7月末までの問い合わせの場合、初期費用10万円無料。
メール配信の自動最適化だけでなく、マーケティングオートメーションとリスティングやディスプレイ広告を掛け合わせた運用のほか、スマートフォンのプッシュ通知の自動最適化なども可能。