Microsoftが、「Windows 10 Anniversary Update」の新ビルド「Build 14383」をリリースした。「Windows Insider Program」に参加し、Fast(高速)リングを選択しているPCとモバイルデバイスのユーザーに提供される。
新リリースで最も注目すべき点は、ビルド番号の表示がなくなったことだ。これまでのプレビューリリースでは、ビルド番号が画面右下の角にウォーターマークとして表示されていた。もう1つの大きな変更点は、Cortanaの応答に影響するものだ。
このビルドが8月にリリースされる最終バージョンになるわけではない。これまでのリリースと同様に、現在行われているテストで見つかる不具合の修正を追加した別のビルドが公開される可能性もある。
新しいビルドのリリースノートには、小規模な不具合の修正と複数の変更について記載されている。
Bluetoothマウスで不安定な動きをしていた問題が今回のビルドで修正されている。また、特定のウェブサイトでメモリリークを引き起こす可能性があり、「Microsoft Edge」で「LastPass」エクステンションを有効にしている場合、ページが応答しないことがある問題についても修正されている。
Cortanaの動きに関する変更は、以下の通り説明されている。
Cortanaをリスニングモードで起動するキーボードショートカットを「Win+Shift+C」に変更した。リスニングモードでCortanaの意図しない動きに何度も出くわしたというInsiderユーザーからのフィードバックを受け、変更した。「Hey Cortana」と言えば、Cortanaの設定で有効にしている場合、リスニングモードでCortanaを通常通り起動する。
モバイル版は、バッテリ持続時間と複数のパフォーマンスの問題が改善されているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。