宮崎県とスカイコムは8月31日、宮崎県内で発生した地震・津波・噴火・台風等の大規模災害発生時における、迅速かつ正確な情報発信・収集・共有を行うためのIT基盤を活用する連携協定を締結したと発表した。
宮崎県は年間を通して温暖な気候に恵まれているものの、地理的条件等から風水害や土砂災害、地震災害、火山災害等、自然災害の影響を受けやすい傾向がある。そこで県では、こういった大規模災害が発生した際に迅速かつ適切な対応を図るべく、対策本部・支部・現場間等を結び、情報発信・収集・共有を行うことができる災害時情報共有支援システム基盤活用を検討しており、今回の協定締結に至ったという。
本協定締結に伴い、宮崎県庁にて8月30日に調印式が行われた。
宮崎県知事の河野俊嗣氏(右)とスカイコム代表取締役社長の川橋郁夫氏(左)による調印式の様子
協定の内容は以下の通り。
- スカイコムが展開するクラウドサービス「SkyPAS クラウド Touch PicSiS」を宮崎県に提供し、大規模災害発生時の情報発信・収集・共有を目的とした基盤として活用する。
- 宮崎県が構築する防災用の地図情報システムとの連携も視野に入れ、スカイコムが技術的助言や提案を行う。
- 協定期間は2016年8月30日から2017年3月31日までとする。本協定終了の意思表示が双方にないときは、さらに1年間更新されたものとし、以後も同様とする。
本サービスでは、タブレット端末やスマートフォンで撮った写真に、位置情報や音声、メモを加えたPDF形式の電子書類として即時クラウドに保存、瞬時にグループ設定したユーザとセキュアに共有することができる。
テンプレートを使って、カンタン操作で写真をクラウド保存
運用イメージ