サンブリッジは9月30日、名刺情報をダイレクトにマーケティングに活用できるソリューション「Viscarte(ビズカルテ)」の提供を10月1日より開始すると発表した。Salesforce用に同社が提供するクラウド名刺管理サービス「SmartVisca」と、セールスフォース・ドットコムのマーケティングオートメーション製品「Salesforce Pardot」を連携させることで実現している。提供価格は標準で127万円(コンサルティング、実装込)から。

Viscarteは、スキャンした名刺情報を直接Pardotに取り込める。取り込み時は一括または個別のどちらも可能で、いずれの場合もPardotに引継ぐ際の設定値をカスタマイズできる。さらに、取り込んだ見込み客に対する育成プログラム「名刺交換フォローアップ」「ステップメール」「セミナー集客・フォローアップ」の3つをPardotに設定する。

サンブリッジが6月に発表した調査結果によると、名刺からの営業展開の現状として、企業が獲得した名刺のうちデータ化により管理されるのはわずか10%とのこと。名刺のデジタル化の推進と企業が獲得した名刺情報をPardotで確度の高い顧客に育て、商談化につなげるニーズがあるとの考えから開発に踏み切った。
セールスフォース・ドットコム 常務執行役員 アライアンス本部 本部長 手島主税氏は、以下のようにコメントしている。
「マーケティングオートメーションで育成する見込み客情報の元となる名刺情報のデジタル化とPardotを組み合わせたソリューションを容易に導入することが可能になることで、Salesforceプラットフォームを活用したマーケティングから営業活動までの一連の業務が、より効率的かつ効果的になることを期待しています」