IoTで被害把握と防災活用--住宅から集めた地震と雷データで実証実験

NO BUDGET 2016年09月29日 16時13分

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 モノのインターネット(IoT)を使って地震や雷に関するデータを住宅から集め、クラウドで蓄積、分析することで、迅速な被害の把握や防災活動へ役立てるための仕組み作りが進められている。

 その実証実験は、日東工業を含む「高機能感震ブレーカー実証実験プロジェクト委員会」を中心とするプロジェクトの一環として年内に開始される。当初は100軒程度の規模で進められる予定。

 具体的には、IoT技術を使って住宅の地震と雷のデータをセンサで取得し、クラウドで蓄積、分析することにより、居住者に被害状況をメールで通知したり、多数の住宅から集めたビッグデータを被害の迅速な把握や防災に活用したりするなどの仕組みの実用化を目的としている。

 地震データを取得する仕組みは、大規模地震後の出火防止策として国が普及を進めている「感震ブレーカー」の地震(加速度)センサにIoT技術を付け加えて開発した。また雷データは、雷保護のため分電盤の中に設置する「避雷器(SPD)」にセンサとIoT技術をプラスし、住宅に侵入してくる雷電流を直接計測するシステムが日東電工により開発されている。

システムの概念図
システムの概念図

 これらのデータは、ぷらっとホームのIoTゲートウェイ製品「OpenBlocks IoT BX1」を使ってクラウドへ送信される。単にデータを中継するだけでなく、計測された加速度データから震度を割り出すなどの処理も行っている。

 OpenBlocks IoT BX1は、センサなどのIoT機器からデータを読み込む「PD Handler」や読み込んだデータをクラウドへ送信する「PD Emitter」といったプログラムを標準搭載している。プログラム同士がUnix Domain Socketによるソケット通信を前提とした設計となっており、今回の実証実験のようなデータ演算プログラムや、センサ読み込みプログラムの追加、変更にも柔軟に対応する。

OpenBlocks IoT BX1のアーキテクチャと処理内容
OpenBlocks IoT BX1のアーキテクチャと処理内容

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