日本IBMは、10月12日、国内スタートアップの事業育成を支援するインキュベーションプログラム「IBM BlueHub」の活動領域を自動車業界とヘルスケア業界に拡大すると発表した。両業界の大手企業とスタートアップ企業間の連携を進め、斬新なビジネスアイデアの実現とサービス拡大を促進していく。
具体的には、自動車業界向けに「Open Innovation Initiative for Automotive」、ヘルスケア業界向けに「Open Innovation Initiative for Healthcare」というプログラムを展開していく。
自動車業界では、自動運転社会に向けたビッグデータ解析とコグニティブ(認知型)コンピューティングの活用により生み出される新サービスをテーマとしている。参加する大手企業は、アルパイン、アルプス電気、ゼンリン、ゼンリンデータコム、ソフトバンク、東京海上日動火災保険。スタートアップ企業は、Arblet、WINフロンティア、エスディーテック、キューユー、スイッチスマイル、ZERO TO ONE、ハタプロ、Planetway Corporation。協力企業は、アプトポッド。
ヘルスケア業界では、医療・介護・健康増進分野におけるビッグデータ解析とコグニティブコンピューティングの活用により生み出される新サービスをテーマとしている。参加する大手企業は、ソフトバンク、大東建託、武田薬品工業。スタートアップ企業は、Arblet、イサナドットネット、エルピクセル、QoLI、クオリア、Z-Works、ジーンクエスト、テクニコル、トラヴォス、一般社団法人プラス・ハンディキャップ、Planetway Corporation、PREVENT、メドケア、ユカイ工学。協力企業/団体として、埼玉県さいたま市、埼玉県秩父郡横瀬町、スイッチスマイル、ヘルスデータ・プラットフォームが参加する。
両業界とも、すでにキックオフミーティングを済ませており、2016年内まで事業検討ワークショップを進める。DemoDay(事業発表会)は2016年12月7日を予定している。