Symantecは米国時間11月1日、人工知能(AI)技術に基づいて顧客を保護する新たなセキュリティソリューション「Symantec Endpoint Protection 14」の提供を開始したと発表した。
同ソリューションは、AI技術と機械学習技術を活用し、エンドポイントとクラウドにおけるセキュリティを確保するというものだ。
Symantecによると、機械学習技術に基づいてデータを照合し、サイバー攻撃の兆候となり得るパターンや特異性を見つけ出すことで、「攻撃手段にかかわらず、エンドポイントでの先進的な脅威の阻止と対応を可能にする多層防御ソリューション」が提供されるという。
Endpoint Protectionは、機械学習技術とメモリエクスプロイト緩和技術のほか、SymantecとBlue Coat Systemsが提供する脅威インテリジェンスを組み合わせた製品だ。Symantecは46億ドルでBlue Coatを買収した後、10月に両社の研究およびセキュリティ事業を統合している。
Symantecによると、新ソリューションは有効性が99.9%であり、偽陽性の割合は低く、これまでのエンドポイントソフトウェアに比べるとカーボンフットプリントにして70%の削減を達成できているという。
Endpoint Protection 14は、同日付けで世界的に提供が開始されている。
Symantecは9月、「Symantec Endpoint Protection Cloud」を発表している。これは中小企業向けの製品であり、ウイルス対策ソフトウェアやファイアウォールソフトウェアとともに、モビリティ分野や暗号関連分野でのサービスを管理するツールだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。