AWS re:Invent

AWS、IoT向けサービス「AWS Greengrass」や人工知能サービスなど発表

Asha McLean (ZDNet.com) 2016年12月01日 11時31分

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 Amazon Web Services(AWS)は米国時間11月30日、IoT向けの新たなサービス「AWS Greengrass」を発表した。これにより、IoT環境下におけるローカルでのコンピューティングやメッセージング、データのキャッシングが可能になる。

 ラスベガスで開催中の年次カンファレンス「AWS re:Invent 2016」でGreengrassを発表した同社の最高経営責任者(CEO)Andy Jassy氏によると、ユーザーはGreengrassを使用することで、AWSクラウドやローカルデバイスをまたがったIoTアプリケーションを、「AWS Lambda」と「AWS IoT」を用いて実行できるようになると述べた。

 同氏は「デバイスメーカーやチップメーカーは、最初からGreengrassを組み込んだかたちでデバイスを製造できる」と説明した。

 Jassy氏によると、GreengrassはAWS Lambdaを用いることで、IoTデバイスのローカルイベントに対する迅速な対応や、断続的な接続での運用、IoTデータのクラウドへの移送コストの最小化を実現できるという。

 Greengrassは既に限定プレビュー版の申し込みを開始している。AWSの説明では、開発者はGreengrassを用いることで、さまざまな種類のデバイスをクラウドに接続し、デバイス同士を相互接続したIoTソリューションを構築できるようになるという。

 AWSによると、Greengrassの構成要素の1つに、ARMアーキテクチャあるいはx86アーキテクチャに基づいたLinux稼働デバイス上で動作する「Greengrass Core」と呼ばれるものがあるという。Greengrass CoreはAWS Lambdaコードのローカル環境での実行や、メッセージング、データのキャッシング、セキュリティを受け持つコンポーネントだ。

 Greengrass Coreの稼働するデバイスは、もう1つの構成要素である「IoT Device SDK」が搭載されているその他のデバイス(マイクロコントローラを内蔵したデバイスや、大規模なアプライアンス)との通信を可能にするハブとして機能する。

 Jassy氏によると、GreengrassによってAWSのプログラミングモデルがデバイスにまで拡張されるため、デバイスが生成したデータをローカルで処理する一方で、管理や分析に、あるいは耐久性のあるストレージとしてクラウドを利用できるようになるという。

 Greengrass Coreが稼働するデバイスと、IoT Device SDKが搭載されているデバイスは、「Greengrass Group」内での相互通信が可能になる。また、Greengrass Coreが稼働するデバイスとクラウドとの接続が途絶えた場合でも、Greengrass Group内のデバイスはローカルネットワークを用いて相互通信を継続できる。AWSによると、Greengrass Groupはビルの1フロアや、1台のトラック、1軒の家に対応付けられるという。


提供:AWS

 またJassy氏は同日、人工知能(AI)技術を用いた一連の製品を提供すると発表した。これらの技術は、長年にわたってAmazonの製品やサービスで活用されてきたものだ。

 1つ目の新製品は、画像認識および分析サービスの「Amazon Rekognition」だ。これによって、物体や景色が写された画像上の顔認識が可能になる。そして2つ目の製品として同社は、深層学習を用いてテキストを音声に変換するサービス「Amazon Polly」をローンチした。

 さらに同氏は3つ目の新製品として、深層学習を用いて自然言語理解サービスと自動音声認識サービスを提供する「Amazon Lex」を紹介した。

 Jassy氏によると、これは実質的に「Alexaに搭載されているもの」だという。同氏は「これにより、あらゆる種類の対話アプリを開発できるようになる」と述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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