NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は12月1日、「東京第9データセンター」の提供を開始した。
大手町駅から電車と徒歩で約35分、首都高速道路の出口至近という場所に位置しており、NTT Com独自の品質基準に基づき構築された。地上7階建てのデーセンター専用施設とオフィス専用スペースがあり、サーバルームの面積は約1400m2で400ラック相当を提供する。
異なる2ルートで光ファイバが引き込まれており、複数のキャリアネットワ-クを冗長化して利用することも可能。NTT Comの伝送設備を設置しているため、「スーパーOCN」「Arcstar Universal One」など同社のネットワークサービスも利用できる。
東京第9データセンターのイメージ(NTT Com提供)
オフィススペースは事業継続計画(BCP)用オフィスや設備監視ルーム、コールセンターなどに使える。広さ約200~900m2のさまざまなスペースが用意されている。オフィススペースでは、非常用発電装置を備えたバックアップ電源を活用して、災害時でも活用できる。1席から利用できるBCPデスクも提供する。
館内には深夜作業時に休憩できる仮眠室(予約制)、リフレッシュのためのシャワールームやフィットネスルームが設置されている。昼食、夕食を提供する食堂や喫茶コーナー、銀行ATMも備えている。