遠隔から視線の方向をリアルタイムに検知する技術--NECが開発

NO BUDGET 2016年12月19日 14時42分

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 NECは12月16日、離れた場所からでも対象者の視線の方向をリアルタイムかつ高精度に検知できる「遠隔視線推定技術」を開発したと発表した。

 専用装置が不要。ウェブカメラや監視カメラのほか、タブレット、スマートフォンに搭載のカメラでも高精度な視線検知が可能だ。視線を検知することで、小売店舗にいる顧客の視線の動きをとらえ、人気商品や人気コンテンツの推定といったマーケティング用途としての応用などが期待できる。

 従来の技術では、カメラと対象者が数mほど離れていると映像の解像度が低くなり、目の周りの特徴点を捉えられず精度の高い視線の検知が困難だった。

離れた場所からの視線推定。10mの場合
離れた場所からの視線推定。10mの場合(NEC提供)

 遠隔視線推定技術は、低解像度画像に対する学習を強化した「顔特徴点検出技術」を活用しており、視線の検知に重要な目頭や目尻、瞳などの目の周囲の特徴から、カメラ方向に対する視線の角度を算出する独自のアルゴリズムが搭載されている。

 また「特徴量抽出技術」を利用して、カメラに複数の人物が写っている場合でも、全ての人の視線を同時に測定できる。1人あたりの算出速度は、1ミリ秒以下で、デジタルサイネージの画面上で観客ごとに注目しているコンテンツをリアルタイムで把握可能となる。さらに、NECでは、通行人の視線の動きをとらえることで、屋外での避難・誘導標識の最適配置や不審者の監視などに応用できるとしている。

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