ここからは、少し真面目なプレゼントのアイデアだ。
#5:The Linux Foundationの会員資格
あなたの友人が、コーディングやベータテスト、ドキュメントの記述といったスキルを有していないものの、Linuxに対する支援を表明しているのであれば、The Linux Foundationの会員資格をプレゼントすることもできる。会員資格にはさまざまな特典がついてくる。99ドルを支払って「個人サポーター」になれば、特定イベントの登録料や、認証試験の受験料、トレーニングコースの料金が割引になったり、DellやHP、Lenovoの製品が特別価格で購入できるようになる。また、Linux.comドメインの電子メールアドレスも入手できる。
#6:Linux搭載PC
あなたの友人は新しいPCを必要としているだろうか?どのような古いコンピュータでも、Linuxが収録されているDVDやUSBメモリを用いてLinux PCに変身させることは可能だ。また、LinuxがプリインストールされているPCを購入することも可能だ。Linux搭載PCとしてのお勧めは、Eight VirtuesやEmperorLinux、LAC Portland、System76、ZaReasonの製品だ。
現時点で最高のLinux搭載ノートPCはおなじみの会社、すなわちDellの製品だ。「Dell 2016 XPS 13 Developer Edition」は、開発者である友人がクリスマス休暇のプログラミングで使いたいと思うような製品だ。同製品は高価格帯に属する。エントリレベルのバージョンは、8GバイトのRAMと、128GバイトのSSD、「Intel HD Graphics」チップセットを搭載しており、価格は949ドルだ。また、Dellはクリスマス特別価格を用意している。
#7:オープンソースの3Dプリンタ
市場にはさまざまな3Dプリンタが出回っているものの、Open Source Hardware Associationの定義を満たしており、かつFree Software FoundationのRespects Your Freedom認証を取得している製品は「LulzBot Mini」しかない。同製品はオートベッドレベリング機能やオートノズルクリーニング機能を備えており、印刷範囲は6インチ×6インチ×6.2インチ(約15.2cm×15.2cm×15.8cm)だ。ただ、価格は1250ドルと高価なため、かなり親しい友人へのプレゼントに限られるはずだ。
#8:「Raspberry Pi」のスターターキット
さまざまな種類の「Raspberry Pi」ボードや競合製品が販売されている。しかし、友人にシングルボードのDIYコンピューティングを手がけさせたいのであれば、Adafruitの「Raspberry Pi 3 Model B Starter Pack」を選ばない手はないはずだ。同製品には「Raspberry Pi 3 Model B」と発光ダイオード(LED)、ブレッドボード、ジャンパワイヤ、8GバイトのmicroSDHCカードが同梱されている。また、microSDカードにはLinuxディストリビューションとして「Raspbian」がプリインストールされているため、すぐに稼働させることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。