キヤノンITソリューションズと富士通は、SoE（Systems of Engagement）領域におけるシステム開発事業分野で協業すると発表した。
富士通の「FUJITSU Software Enterprise Postgres」と、同データベースに対応した、キヤノンITソリューションズのウェブアプリケーション自動生成ツール「Web Performer」を組み合わせることで、SoE領域におけるシステム開発を支援。開発期間の短縮や、ビジネス部門におけるシステム開発の促進などにより、ビジネスのデジタル革新や新ビジネス創造に寄与できる連携ソリューションとして提供を開始する。
両製品の連携検証は、富士通の展開する「FUJITSU Software パートナープログラム」を利用して、両社で実施。「安心して使ってもらえる連携ソリューションとして、2017年2月上旬から両社で提供を開始する」（キヤノンITソリューションズ）とした。
富士通の「Enterprise Postgres」は、業務システムにおいて採用が進んでいるOSSデータベース「PostgreSQL」をベースに製品化したもので、富士通ならではのセキュリティ機能や処理性能、信頼性を実現する独自の技術を実装。2016年11月に発売以来、SoE領域においてPostgreSQLを活用したいユーザーへの導入が進んでいる。
WP開発ツール
一方、キヤノンITソリューションズの「Web Performer」は、ノンプログラミングにより、Javaを活用したオープン環境での開発が可能な超高速開発ツール。独自のGUIエディタなどによって可視化された開発画面を通じて開発。プログラミング部分を完全自動化できることから、専門知識を持たないビジネス現場の担当者が、スピード感を持ったリリースを行い、システムを改善。情報システム部門の開発者などともに、共創型アジャイル開発を実現できるツールと位置づけている。
共創型アジャイル開発
