インフォテリアは、モノのインターネット(IoT)を活用するためのモバイルクラウド基盤「Platio」を2月6日から販売する。同基盤で動作するモバイルアプリの作成を支援する「導入支援コンサルティングサービス」も提供する。
業務現場では、計測器やセンサによって測定されるデータを目視や手書きで記録する作業によって管理されることが多く、転記や入力の負担や情報の正確性を確保する点で課題がある。その一方で、こうした課題を解決するためにシステム構築を伴う大規模なIT投資に踏み込めないケースも珍しくない。
Platioでは、IoT機器を活用したモバイルアプリの開発、サーバ側プログラムの開発、アプリの配布、システム全体の運用をプログラミングの知識がなくても実施できる。利用者はカスタマイズ可能なテンプレートを利用してモバイルアプリを容易に作成できる。モバイルアプリにマッチしたデータベースと処理プログラムがクラウドに自動生成される仕組みだ。
計測データはクラウドで安全に保管共有され、ユーザー管理も徹底できる。さらに、導入後の機能追加やモバイルアプリの改修も容易だとしている。
モバイルアプリは、IoT機器からのデータだけでなく、手入力やモバイル端末からの写真やGPSによる位置情報の入力も可能。対応機器は、iPhone、iPad(iOS 9.3以上)だが、Windows 10、Androidへの対応も予定。対応言語は、日本語、英語で、中国語版も提供する予定だ。
対応IoT端末は、Bluetooth Low Energy(LE)対応の計測器やセンサなど。Bluetooth LE対応であれば自動入力も可能となる。今後はiBeaconなどの通信手順に対応する予定だ。
料金プランは下図の通り。なお、導入支援コンサルティングサービスは、要件ヒアリングと実装方法の策定支援(2回程度のオンサイト打ち合わせを想定)、サンプルミニアプリの提供、ミニアプリ作成支援サポートを含み、30日間で税別30万円から。
図:料金プランの種類と詳細(インフォテリア提供)
※1:「Standard」はアプリ数やクラウドに保存できるデータ容量を増量可能
※2:API接続機能の提供は4月を予定
※3:10人単位で購入可能