政府は1月16日、第4回会議人工知能技術戦略会議を開催し、「人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップの検討状況(中間まとめ案)」を公表した。
同会議では、総務省、文部科学省、経済産業省の3省連携によるAI研究開発の司令塔の役割を担い、3月までに「人工知能の研究開発目標と産業化ロードマップ」を策定する予定だ。
フェーズによるAIの発展段階の整理では、以下の3つのフェーズを示している。
フェーズ1:各領域においてデータ駆動型のAI利活用が進む
フェーズ2:個別の領域の枠を越えて、AI、データの一般利用が進む
フェーズ3:各領域が複合的につながり合いエコシステムが構築される
フェーズ3は、AI技術やデータを活用により、フェーズ1の各産業分野での利用からフェーズ2の目的別サービス、フェーズ3の汎用サービスまでの段階において、各領域が複合的につながり合って融合化する。
これにより、エコシステムが構築され、生活者、産業空間、そして、都市空間において、新たな価値創造による好循環を生み出すというイメージを描いている。
出所:人工知能技術戦略会議(第4回) 2017.1.16