デジタル未来からの手紙

AIやIoTによる「スマート農業」への道程--ロボット化で目指す“人手ゼロ”

林 雅之 2017年02月06日 07時00分

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 農業就業者の平均年齢が60歳を超える高齢化、労働力不足や担い手不足が深刻化している。農業は、長年の経験や勘に基づく作業も多いため、新規就農者のノウハウを習得するにも膨大な時間が必要だ。農業は、生産や流通などの各主体間の連携が不足し、他の分野と比べると非効率なところも多く、収量などの生産性も伸び悩んでいる。

 こういった背景を受け、政府は「第4次産業⾰命」における基盤技術である⼈⼯知能(AI)やIoT、ビッグデータ、ロボットの活⽤により、農業分野において、「スマート農業」の実現を目指して、政府も政策な後押しを進めている。

 政府のIT総合戦略本部は2016年12月9日、「データ流通環境整備検討会 AI、IoT時代におけるデータ活用ワーキンググループ(第6回)」を開催した。本会合の資料によると、農業における人工知能やIoTの活用による「スマート農業」の実現を加速化し、⽣産現場のみならずサプライチェーン全体のイノベーションを通じた新たな価値の創出を進めていくという。

ワーキンググループ
出所:データ流通環境整備検討会 AI、IoT時代におけるデータ活用ワーキンググループ(第6回) 2016.12

 AIやIoTを活用した農業とは、農機の自動走行技術などの組み合わせによる安全な無人作業体系の環境の実現、ロボットによる果菜類や果樹の収穫作業による農業の自動化など。さらに、画像解析を使い「赤いトマト」を判別、収穫すべきモノのみ収穫したり、病害虫の病兆候などの早期発見したりという、生産現場の可視化などのイメージ例を示している。

(第6回)
出所:データ流通環境整備検討会 AI、IoT時代におけるデータ活用ワーキンググループ(第6回) 2016.12

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