Docker Enterprise Editionがリリース--幅広い企業に採用進む

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2017-03-03 12:09

 Dockerは米国時間3月2日、「Docker Enterprise Edition(EE)」という新たな商用プラットフォームの提供を開始した。Docker EEによって、企業の開発者はコンテナのオーケストレーションとアプリケーションのスケーラビリティをクラウドをまたがったかたちで実現できるようになる。

 この動きは、Dockerがいかにして開発者のお気に入りという存在から、より幅広い企業で採用が進みつつある存在になってきているかを浮き彫りにしている。Dockerは、ソフトウェアコンテナ内でのアプリケーション配備を自動化するためのオープンソースのプロジェクトだ。コンテナというアプローチによって、OSの仮想化に類する抽象化レイヤが別途追加される。

 Docker EEでは、コンテナのランタイムやオーケストレーションツール、セキュリティおよび管理の機能が、単一のユーザーエクスペリエンスの下にまとめられている。


出典:ZDNet.com

 同社は、Docker EEとして「Basic」「Standard」「Advanced」という3つのプランを用意している。また同社は、サードパーティーがDockerのフレームワークと統合したソフトウェアを「Docker Store」で販売できるようにする認定プログラム「Docker Certification Program」もローンチした。

 同社によると、Docker EEは「CentOS Distribution」や「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)、「Utuntu」「SUSE Linux Enterprise Server」(SLES)、「Oracle Linux」「Windows Server 2016」のほか、「Amazon Web Services」(AWS)や「Microsoft Azure」といったクラウド向けとして認定されているという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]