Googleは米国時間3月8日、Kaggleを買収したことを発表した。同社はKaggleについて、データサイエンティストと機械学習専門家向けの世界最大のコミュニティーと評している。
公式サイトによると、Kaggleを利用することで、AI研究者は主に「世界で最も優秀な機械学習のエリートたちの中で、上を目指す」「高品質なデータセット集を研究および分析する」「クラウドでコードを実行し、自分の研究に対するコミュニティーのフィードバックを受ける」といったことが可能になるという。
Kaggleの最高経営責任者(CEO)であるAnthony Goldbloom氏がブログ記事で述べたところによると、Kaggleのチームは今後も従来通り存続し、KaggleをGoogle Cloud内の独自ブランドとして維持し続けるという。
今回の買収により、Kaggleのメンバーは最先端のクラウド機械学習環境に直接アクセスできるようになると、Google CloudのAIおよび機械学習担当チーフサイエンティストのFei-Fei Li氏は自身の投稿の中で述べた。
「われわれは、AIへの参入障壁を低くして、開発者やユーザー、企業で構成される最大規模のコミュニティーが利用できるようにしなければならない。そうすることで、こうした人々は独自のニーズにAIを応用できるようになる。KaggleがGoogle Cloudチームに加わったことで、われわれはこの使命実現への取り組みを加速することができる」(Li氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。