Microsoft Azureの東日本リージョンで障害、原因は「電源設備の不具合」

ZDNet Japan Staff 2017年04月03日 17時40分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 クラウドサービス「Microsoft Azure」の東日本リージョンで、3月31日夜から4月1日朝にかけて仮想マシンが利用できなくなるなどの障害が発生した。同社は3日、電源供給システムの不具合が原因だとする調査報告を発表した。

 同社によると、障害は日本時間3月31日午後10時28分から4月1日午前7時16分にかけて発生。仮想マシンが利用できなかったり、再起動できなかったりするほか、パフォーマンスの低下やストレージサービスに依存するリソースへのアクセスの失敗といった問題が生じた。

 調査から障害の原因は、N+2の冗長構成となっている電源供給システムであることが判明。RUPS(rotary uninterruptible power supply)と呼ばれる方式の機器で障害が発生し、冷却システムに電源が供給されなくなった。これによって正常に冷却されなくなり、データセンター内の温度が上昇。ハードウェア側がデータの損失を防ぐために、自動的にシャットダウンされたという。

 Microsoftは、3月31日午後11時過ぎからファシリティ担当の委託先と手作業で復旧を図り、障害の原因になったとみられるシステムのユニットを分離した。冷却システムもN+1の冗長構成だったが、電源供給システムが冷却システムに影響した詳しい原因は調査中だとしている。

 同社は利用者へ謝罪するとともに、影響を受けたAzureサービスを見直して、今回のような現象が発生したとしても最小限のサービス中断となるように対策を講じるとした。また、障害の原因となった設備は提供元で調査し、再発のリスクを排除するという。

 なお、西日本リージョンは稼働しており、利用者がアプリケーションを「ジオ冗長性」としているケースでは障害による影響を最小限にできたと説明している。


Azure東日本リージョンで障害が発生した

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算