これは新しいサイトではないが、現時点で、おそらくインターネット上で最も魅力的なサイトの1つだろう。
MalwareTechと名乗るセキュリティアナリストが米国時間5月12日、ランサムウェア「WannaCry」による世界規模の攻撃を一時的に食い止めた。このアナリストが、攻撃を受けているコンピュータに固有のIPアドレス(インターネット上のコンピュータの住所)の位置をリアルタイムで示すボットネットトラッカーを作成している。5分間、1時間といった単位で攻撃状況を示すマップや、新しい攻撃、全ての攻撃の数を表すグラフィックスも公開されている。
このサイトは時折、過負荷でダウンしている可能性があるので、リアルタイムマップが機能しない場合は、数分間待って、再度試してほしい。
企業が業務を開始してオンラインに接続するにつれて、攻撃が西に広がっていくのを確認できる。WannaCryを最も高速に拡大させるのは、企業の感染である。このランサムウェアはワームを使って、ネットワーク経由で自己増殖するからだ。
先週末、WannaCryの開発者たちは、MalwareTechが見つけた弱点を修復した。
これとは別に、概算データにすぎないが、WannaCryが猛威を振るい始めてからのBitcoinでの身代金支払いを1時間単位で示しているサイトもある。このサイトの情報が正しいとすれば、12日以降、身代金支払いは大幅に減少している。
MalwareTechが作成した、ランサムウェアによる攻撃場所を示すマップ
提供:MalwareTech screenshot by Lori Grunin/CNET
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。