今週の明言

日本IBM新社長が自社イベントで初登場

松岡功 2017年05月19日 12時00分

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 本連載「松岡功の『今週の明言』」では毎週、ICT業界のキーパーソンたちが記者会見やイベントなどで明言した言葉をいくつか取り上げ、その意味や背景などを解説している。

 今回は、日本IBMのElly Keinan 代表取締役社長と、マカフィーの山野修 代表取締役社長の発言を紹介する。

「日本に赴任するのは今回が3度目。また日本に来られて光栄だ」
(日本IBM Elly Keinan 代表取締役社長)


日本IBMのElly Keinan 代表取締役社長

 日本IBMが先頃、都内ホテルで開催した自社イベント「IBM Watson Summit 2017」において、この4月に新社長に就任したElly Keinan(エリー・キーナン)氏が公の場に初めて登場し、基調講演を行った。冒頭の発言は、Keinan氏がその講演で開口一番、述べたものである。

 Keinan氏は1986年にプログラマーとして米IBMに入社し、さまざまな地域で要職を務めてきた。その中で、2000年から2002年末までIBMアジア・パシフィックのコミュニケーション・セクター担当バイスプレジデント、2008年から2009年にかけて日本IBMのオペレーションズ担当副社長執行役員を歴任し、その際に東京勤務を2度経験している。

 ただ、基調講演で自身のことを話したのは冒頭の発言のみ。すぐに今回のイベントに話を移し、「1年前のIBM Watson Summitでは、コグニティブとは何かがテーマだった。しかし、今回はそれらが実装段階に入り、ビジネスや社会にどう生かしていくかがテーマとなっている」とWatsonの進展ぶりを強調した。

 その普及状況については、「すでにさまざまな分野での活用が始まっており、2016年までに世界で4億人がWatsonに触れた。2017年は10億人を超えるだろう。ビジネスパートナーも500社を超えた。日本でもすでに40業種を超える数百社のお客様がWatsonおよびそれを支えるIBMクラウドを活用している」と説明した。

 さらに、Keinan氏はWatsonがこうした普及を遂げつつある成功要因として、第一に「コグニティブ技術を中核にさまざまな業種業態に対応したソリューションを提案していること」、第二に「企業や業界ごとに保有するデータの活用や安全性を第一に考え、それがもたらす競争優位性を最大限発揮できるようにしていること」、そして第三に「エンタープライズストロングな環境を実現していること」の3つを挙げた

 そのうえで同氏は、「これからも皆さんとともにWatsonを活用し、さまざまな業界の変革や皆さんの創造性をさらに高めていけるように尽力していきたい」と力を込めて語った。

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