知覚のトビラ--AIが拓くICTの未来

先進IT企業がこぞって研究する“テレパシー”--人間と機械の通信は実現するか

日塔史 2017年06月16日 07時00分

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 現在公開中の映画『メッセージ』が話題となっている。アカデミー賞8部門でノミネートされ1部門で受賞した。監督のDenis Villeneuveはこの秋(日本は10月27日公開)にSF映画の金字塔の続編『ブレードランナー 2049』の公開を控えており、さらに『DUNE/砂の惑星』再映画化の監督に決定するなど大きな期待が寄せられている。

 映画『メッセージ』は、異星人が発信するパターンを解読する物語である。突如として世界各地(北海道にも)にあらわれた宇宙船。その中にいる7つの足をもつ2人組の異星人(ヘプタボット)と交信するために抜擢されたのは、世界最高の言語学者ルイーズ・バンクス(演:Amy Adams)だった。始めは異星人が発する「音」を解析するが、途中で異星人が描く丸い「形」が漢字のような表意文字であることに気が付くことでコミュニケーションが急速に進展していく。


映画「メッセージ」の一場面。手に持っている紙に書いてある丸い形がヘプタボットの文字である。
Photo by Photo Credit: Jan Thijs - © 2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED この記事では映画のネタバレを含む

 さかのぼれば1977年に公開されたSpielberg監督作品『未知との遭遇』も、異星人とのコミュニケーションをテーマにしていた。こちらは、クライマックスで「♪レミドドソ」のメロディによって交信していく様子が圧巻で、その5つの音階にあわせたハンドサインも印象的だった。


映画で使用されたコダーイ・メソッドのハンドサイン。
John Curwen Standard Course (1904 edition, public domain)
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