世界のIPトラフィック量は2021年に3ゼタバイト超え--シスコ予測

NO BUDGET

2017-06-16 10:13

 米Cisco Systemsは6月12日、「Cisco VNI Global IP Traffic and Service Adoption Forecasts for 2016 to 2021」(Cisco VNI)を発表した。これによると世界のIPトラフィック量は、2021年に3ゼタバイトを超えると予測される。

 Cisco VNIは、独立系アナリストの予測と実際のネットワーク利用データの調査結果をもとに、世界のIPトラフィックとサービス利用についてCiscoが独自の予測を行ったもの。

 世界の1カ月あたりのIPトラフィック量は、2016年の96エクサバイトから2021年には278エクサバイトまで増加すると予想される。このペースが維持されれば、2021年には年間の世界のIPトラフィック総量は3.3ゼタバイトに達する。

 2016~2021年のIPトラフィックの地域別増加率は、年間平均(CAGR)でみた場合、アジア太平洋地域で26%、北米地域で20%、ヨーロッ地域で22% 中央ヨーロッパ地域で22%、中南米地域で21%、中東およびアフリカ地域で42%となっている。また、この間の最頻時のインターネットトラフィックは4.6倍(CAGR35%)増の4.3Pbpsに達し、インターネットトラフィックの平均値は3.2倍(CAGR26%)増加して、717Tbpsに達すると予測される。

 また2021年には、インターネットに接続するデバイス総数271億個のうち、IoT アプリケーションをサポートするM2M(Machine to Machine)接続が半数を超え、世界のIPトラフィック量の5%に達する見通し。M2M接続数は、2016年の58億個から2021年には137億個と2.4倍に増加すると予想される。

 ビデオは今後もIPトラフィックの大半を占める。インターネットトラフィック全体に占めるビデオの割合は、2016年の67%から2021年には80%まで拡大すると予測される。2021年には世界の1カ月あたりのインターネットビデオ再生分数は3兆分に達し、1カ月間に500万年分のビデオ再生が行われ、毎秒100万分のビデオが再生されることになるという。

  エンタープライズ分野では、SD-WANトラフィックが拡大する。今後5年間で、従来型WANのトラフィックの年間平均増加率は5%だが、SD-WANのトラフィックは44%で増加していくと予想される。SD-WANのトラフィックは2021年までの5年間で6倍に増加し、WANトラフィックの25%を占めるようになる。

 また、平均的なDDoS(分散型サービス妨害)攻撃の規模は前年から22%拡大しているが、この割合はインターネットトラフィックの増加率29%にほぼ比例している。このことから、DDoS攻撃の数は、2016年には前年から172%増となり、2021年にはさらに2.5倍増加して310万件に達すると予想される。

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