さくらインターネットは6月22日、「さくらのクラウド」のオプションサービスとして、異なるユーザー(会員ID)間を閉域網で相互接続できる「ローカルルータ」を発表した。インターネットVPNなどの閉域網を独自に構築することなく、さくらのクラウドのコントロールパネル上で簡単に操作できる。
6月29日から提供される。対象サービスは、「さくらのVPS」(石狩第1ゾーン)、「さくらのクラウド」(石狩第1ゾーン/石狩第2ゾーン) 、「さくらの専用サーバ」(石狩第1ゾーン/石狩第2ゾーン)。今後、対象ゾーンを拡大していく予定。
利用イメージ
ローカルルータを利用すると、例えばマネージドサービスプロバイダー(MSP)であれば、複数の顧客と接続しながら、共通の監視基盤を使って監視サービスなどを閉域網内で安全に提供できる。企業の情報システム部門の場合は、共通のネットワーク配下のまま、社内の各部門ごとの契約とすることで部門別の利用金額を明確化できる。
料金は月額料金2700円、日割料金135円、時間割料金12円。ローカルルータで接続するスイッチ数分の契約が必要。