さくら、IoT通信モジュールの Azureへの接続を1500万台以上に

NO BUDGET

2017-05-13 08:00

 さくらインターネット、日本マイクロソフト、アイティーエムの3社は、5月9日、IoT事業での協業を発表した。

 さくらインターネットと日本マイクロソフトは、Microsoft AzureでIoTにおける双方向通信を行う「Microsoft Azure IoT Hub」と、さくらインターネットのIoTプラットフォームサービス「sakura.io」をセキュアに接続させることを実現している。

 ユーザーは、sakura.ioの通信モジュールからMicrosoft Azure IoT Hubのデータ分析プラットフォームまでを、システム開発することなく簡単に接続することができる。また、契約面での負荷も低減でき、IoTに必要なデータの収集、管理、分析から活用までを一元的に行うことが可能となる。

 さくらインターネットのIoTプラットフォームサービス「sakura.io」をデバイスに組み込む「さくらの通信モジュール」とMicrosoft Azureとの接続数を、2020年までに1500万台以上にすることを目指す。

 sakura.ioは、情報をネットワーク上でやり取りするために必要な全てを提供するプラットフォーム。利用者のデバイスに組み込むためのさくらの通信モジュール、利用者のデバイスとさくらインターネットのデータセンターを安全に接続するためのLTE閉域網、デバイスの認証/管理機能、ファーム配信やストレージなどのバックエンドシステム、外部のクラウドやアプリケーションサービスとの連携システム、APIを一体型で統合的に提供している。通信モジュール1台あたりの月額利用料金は60円(Microsoft Azureへの接続料金は別途必要)。

 アイティーエムは、Microsoft Azureの導入支援、運用監視サービス、セキュリティ診断サービスを、2017年7月から提供開始する。

 また、事前検証を希望するユーザーには、日本マイクロソフトが事務局を務める、IoTビジネス共創ラボで、ソリューション検討を具体的に進められるように支援する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]