Amazon Web Services(AWS)が、開発者向け翻訳サービスの提供を計画しているという。CNBCが報じた。このサービスは、AWS製品の人工知能(AI)関連機能を強化するための最新の取り組みとなるはずだ。AIは、ライバル企業であるGoogleがクラウド市場で抜きん出るために活用しているテクノロジだ。また、GoogleとMicrosotは既にそれぞれ、クラウド顧客向けの翻訳サービスを提供している。
CNBCも言及しているように、今回の新サービスは、翻訳サービスを手がける新興企業Safaba Translation Solutionsの買収(2015年)に続くものとなっている。
AWSは2017年に入ってから、すべての顧客に対して「Lex」という人工知能サービスの提供を開始し、「Amazon Alexa」が採用している機械学習テクノロジと同じものを用いて、顧客がアプリケーションを開発できるようにした。また同社は、「AWS re:Invent 2016」カンファレンスで、画像の認識/分析サービスである「Amazon Rekognition」を含む、AIを利用した一連のツールを発表した。
AWSの最高経営責任者(CEO)Andy Jassy氏は同イベントで、「多くの企業は、Amazonが機械学習分野で培ってきた成果を認識していない」と述べた。
CNBCによると、AWSは11月の「AWS re:Invent 2017」カンファレンスの前に、報じられている翻訳サービスを提供し始める可能性もあるという。AWSにコメントを求めたものの、本記事執筆時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。