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Microsoftがアプリ作成ツール「Windows App Studio」の提供を終了する。これに伴い、開発者に対し、新しい「Windows Template Studio」に移行するよう呼びかけている。
Windows App Studioは、ビギナーの開発者が「Windows Phone」向けのアプリを一連のウェブベースのテンプレートを利用して簡単に作成できるようにすることを目的に、Microsoftが2013年に提供を開始したツールだ。目的の一つが登場まもないWindows Phoneのアプリ開発を促進することだったが、その後「Windows 10」にも拡大し、ユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)アプリを簡単に作成できるツールとして位置付けていた。
Windows Template Studioは無料でオープンソースとして公開されており、MicrosoftによるとWindows App Studioの「進化」版という。
MicrosoftのWindows Apps Teamは、「コード生成エンジンと既存のウィザードから学んだことを生かして、Windows Template Studioではコード生成と開発者体験のための強力な基盤を提供する」と記している。
Windows Template Studioは「Visual Studio 2017」の拡張機能で、開発プロセスを支援してくれるウィザードベースのUIを使って、開発者はUWPアプリを迅速に構築できる。MicrosoftはWindows Template Studioを5月にリリースしている。
Microsoftによると、Windows App Studioは米国時間7月15日より、段階的に終了するという。7月15日には、既存のユーザーのみがサインインしてプロジェクトをダウンロードできるようになり、9月15日にはアプリケーションエディタが使用できなくなる。12月1日に完全に終了するため、その前にプロジェクトをダウンロードしておく必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。