VMwareは米国時間5月16日、「VMware Horizon Cloud」が「Microsoft Azure」上の仮想デスクトップとアプリケーションをサポートするようになると発表した。
今回の取り組みにより、Horizon Cloudの顧客はVMwareのフルマネージド型のパブリッククラウドインフラ、Azureのパブリッククラウドインフラ、あるいはオンプレミスのインフラやアプライアンスを顧客側で組み合わせたハイパーコンバージドインフラ(HCI)を選択できるようになる。
VMwareのエンドユーザーコンピューティング担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるSumit Dhawan氏は「『VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure』の追加により、VMwareはさまざまなプラットフォーム間をまたがる柔軟性を備えた仮想デスクトップとアプリケーションを実現し、顧客に複数のインフラ選択オプションを提供するユニークな立場につけることになる」と述べるとともに、「これはVMwareにおけるクロスクラウド戦略の一環であり、2009年に切り開いた『サービスとしてのデスクトップ』(DaaS)というカテゴリにイノベーションをもたらすものだ」と述べている。
今回の動きは、複数のパブリッククラウドをまたがるマネージド型デスクトップの提供に向けたVMwareの戦略の一環だ。VMwareは2016年10月、Amazon Web Services(AWS)との戦略的提携を締結し、AWSをVMwareベースのサービスをホストするための優先的なパブリッククラウドインフラパートナーと位置付けていた。
VMwareによると、まずアプリケーションベースのワークロードをサポートした同製品を2017年後半に一般提供し、その後2018年の初めに仮想デスクトップをサポートする予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。