佐賀大学は、キャンパス情報ネットワークを刷新し、3月から稼働を開始している。ソフトウェア定義ネットワーク(SDN)、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)、クラウド型サンドボックスなどを組み合わせ、高度な運用管理性とセキュリティを確保している。ネットワンシステムズが8月18日に発表した。
その背景には、高度化するサイバー攻撃への対策と少人数での運用効率の向上が大きな課題となっていた。また、前回のネットワーク導入から7年が経過しており、スマートデバイスなどの増加によるグローバルIPアドレスの枯渇対策と利便性の両立、学術情報ネットワーク「SINET5」の高速化にも対応する必要があった。
佐賀大学が今回新たに整備したキャンパス情報ネットワークは、運用性向上を目的としてソフトウェアを中心とした最新技術を採用。各種機器や機能をソフトウェアで集中管理するほか、標的型攻撃への対応を強化した。
また、教員が居室を離れても固有環境を利用可能とし、グローバルIPアドレスを削減したほか、ネットワークインフラ全体も高速化したとしている。
佐賀大学が刷新したキャンパス情報ネットワーク(出典:ネットワンシステムズ)