国内のFXサイトや仮想通貨取引サイトに対する分散型サービス妨害(DDoS)攻撃が9月14日頃から継続的に発生しているもようだ。19日午前11時半時点でも一部サイトがダウンしている。
マネーパートナーズによると、14日午前9時10分頃にDDoS攻撃が発生し、断続的にアクセスしづらい状況が続いた。テックビューロでは、15日午前9時頃から同日午後7時40分頃まで、ボットネットのDDoS攻撃によるアクセス過多から、取引所内に関わる処理で想定以上に時間がかかる状態になった。
FXトレード・フィナンシャルは16日午前からDDoS攻撃を受け、一部サービスが利用できなくなった。同社は攻撃対象になったデータセンターからウェブサーバを移管し、ウェブサーバにおけるロードバランシングやファイアウォールによる攻撃元からの通信を遮断する対策を講じた。19日午前時点でも一部サービスを中断しており、同日正午以降に復旧する見込みだとしている。
ヒロセ通商は、18日までにDDoS攻撃が原因でウェブサイトや一部のサービスを中断した。サービスへのログインについては部分的に復旧しているものの、19日午前11時半時点もDDoS攻撃による影響を拡大させないための措置として、ウェブサイトへのアクセスを意図的に遮断しているという。