調査

ストレージ市場で伸びるオールフラッシュアレイ--前年同期比111.6%増

NO BUDGET

2017-10-16 06:00

  IDC Japanは10月11日、2017年第2四半期(4月〜6月)の国内外付型エンタープライズストレージシステムの支出額(Value)実績を発表した。

 これによると、支出額は383億300万円で前年同期比9.6%減となった。しかし同支出額の中で、オールフラッシュアレイ(AFA)は79億8200万円で前年同期比111.6%増だった。また、支出額のセグメント別内訳では、メインフレーム向けが40億8200万円で前年同期比13.5%減、オープンシステム向けが342億2200万円で同9.2%減となった。

 一方、同期の売上額(Vendor Revenue)は363億7900万円で、ベンダー別売上額の上位3社は日立製作所(シェア21.6%)、IBM(13.9%)、富士通(11.3%)という結果となった。


国内外付型エンタープライズストレージシステム市場の支出額推移、2015年第2四半期〜2017年第2四半期

 ハイブリッドフラッシュアレイ(HFA)の同期の支出額は116億800万円で同22.7%減、オールハードディスクアレイ(HDD)は187億1300万円で同20.7%減。この結果、支出額に占めるAFAの比率は前年同期8.9%から20.8%に上昇した。

 こうした現象の背景についてIDCでは、今期は、従来のAFA導入に慎重であった国内金融機関の基幹系や勘定系のシステムでも採用されたことを挙げ、AFAの導入実績の増加に伴い、信頼性が十分に高まったとしている。

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