arcserve Japanは10月16日、データ保護ソリューションのラインアップにメールアーカイビングソフトウェア「Arcserve UDP Archiving v6.0」を追加すると発表した。2017年11月15日に受注を開始し、同20日から出荷する。
新製品では、法規制や社内のコンプライアンスへの対応において、送受信されたメールを全て収集し、暗号化してオンプレミスまたはクラウド上に一定期間保管できる。Arcserve UDP Archivingで保管されたメールにアクセスしたユーザー、アクセス時間など、実行されたアクティビティを追跡するログなど、監査時の作業を効率化する機能を搭載する。また、役割ベースのアクセス制御機能を搭載し、権限を明確に分けることが可能。不正な実行やアーカイブされたメールの改ざんを防ぐなどセキュリティを強化できる。
さらに、簡単なキーワードや詳細条件によるメールの検索が可能となった。簡単なキーワードから、送受信者、件名、添付ファイルなど、詳細な条件による検索ができ、短時間で膨大なメールから必要なメールを探し出すことができる。検索結果は、タグ付けやメモを加えて保存できる。このため、監査や証拠開示が必要な際には再利用でき、万一エンドユーザーがメールを紛失した場合でも、管理者に依頼することなく自身の操作でリストアできる。
同製品は、vSphereやHyper-V、Amazon Wen Services上に展開できる仮想アプライアンスとして提供される。また、利用中のメールサーバにソフトウェアをインストールする必要がないため、短時間で運用を開始可能。多言語に対応し、海外に拠点展開する企業においても世界の各地で一貫したサポートを受けることができる。価格(税別)は38万9000円からとなる。