TISは11月22日、定型的な単純作業をソフトウェアで自動化するRPA(ロボットによる業務自動化)ツールの導入支援サービスを開始する。ツール選定から実証実験(PoC)、業務展開までをサポートする。
「TIS RPAソリューション」は、スピード最優先の試行錯誤で継続改善を図る「クイック導入アプローチ」、小規模で効果把握をしてから展開プランを考えていく「PoCアプローチ」、多人数業務を一度に自動化することで導入効果の最大化を目指す「プランニングアプローチ」の3種類のアプローチで構成されている。
価格は、デスクトップ型のRPAツールで2システムを操作した場合で、クイック導入アプローチが1業務当たり30万円から、PoCアプローチが同100万円から、プランニングアプローチは個別見積もりになっている。
TIS RPAソリューションの3種類のアプローチ(出典:TIS)
TISによれば、目的や利用シーンに応じた製品の選定や、導入のためのアプローチが適切にできていないことで、実際にRPAを導入して投資対効果を享受できている企業は多くない。そこで新ソリューションでは、ニーズに応じたツール選定と導入アプローチを提供することで、企業の業務効率化と生産性向上を支援する。
RPAツールの導入対象となる業務として、「毎月発生する経費精算業務」「ウェブシステムへのマスター登録業務」「受信ファクスをもとに受注システムに目視登録する業務」「ストに記載された対象者へのメール送信業務」「複数システムから集めたデータを組み合わせた分析、加工、レポートの作成業務」などを挙げている。
PoCから導入、展開までのステップイメージ(出典:TIS)