コマツ、産業用IoT基盤を導入--採掘機械の稼働率や生産性を向上

NO BUDGET

2017-11-22 17:27

 重機メーカーのコマツは、クラウドベースの産業用IoT(モノのインターネット)分析基盤「JoySmart Solutions」を構築した。分散処理基盤ソフト「Cloudera Enterprise」とパブリッククラウド「Microsoft Azure」を活用した。

 JoySmart Solutionsは、採掘機械などから集めたデータを分析し、その結果に基づいて機器の稼働率や生産性を高めるもの。長壁式採掘システム、電気ロープショベル、連続採掘機、ホイールローダーなどを監視対象とし、機械圧や温度、電流などの時系列データ、アラームやイベントなどのシステムデータなどを収集する。機器によっては数百~数千種類ものデータが存在し、1分間に3万〜5万件レコードが生成されることもあるとしている。

 コマツでは今後、ストレージエンジン「Apache Kudu」や分散処理フレームワーク「Apache Spark」を使ってデータ処理や分析、機械学習の迅速化を進める計画。そこから得た洞察を使って、将来的な採掘機器の設計にも生かせるとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]