コマツ、「スマートコンストラクション」にサブスクリプションモデル導入へZuoraを導入

NO BUDGET

2016-11-09 07:00

 コマツは、「スマートコンストラクション」のさらなる成長に不可欠なサブスクリプション・モデルの早期構築・実現のため、ビジネスモデル変革を支援するSaaSベースのプラットフォームを導入した。プラットフォームを提供するZuoraが11月7日、発表した。

 コマツは、2015年2月より建設現場のあらゆる情報をIoT(モノのインターネット)で繋ぎ、安全で生産性の高い「未来の現場」を実現するソリューションスマートコンストラクションを提供している。

 コマツは、スマートコンストラクション」を通じて建設業の顧客との長期に渡るリレーションシップを構築するため、現場のニーズに応えるさまざまなサービスをサブスクリプション・モデルにて提供することを目指している。そのビジネスの変革を実現する仕組みのために、自社開発はもちろん、外部サービズの導入についても積極的に進めており、今回その一環として、Zuoraのリレーションシップ・ビジネス・マネージメント(RBM)プラットフォームを導入することを決定した。

 Zuoraが提供するRBMプラットフォームは、全ての業種に対して、従来のプロダクト販売のビジネスモデルからサブスクリプション型のビジネスモデル(ストック型ビジネス)へのビジネスモデル変革の支援を行うSaaSベースのプラットフォーム。RBMプラットフォームは、従来のERPやCRM、販売管理などのシステムでは対応できなかった、サブスクリプション・ビジネスの上流から下流までの業務全体をサポートする。

 コマツでは、本プラットフォームが、GEやシュナイダーエレクトリック、ゼネラルモーターズなどIoT分野の企業を含むグローバル800社以上での採用実績を持つこと、また世界各国の通貨や税制、決済方法へ対応していることからグローバル展開も容易になるといった点を、導入の際に評価したという。


RBMが実現するビジネス・イノベーション・プラットフォームのイメージ

 コマツは11月時点で、時間を要するシステムの作りこみを必要とせず設定作業中心の容易な導入が可能なRBMを、他の活用企業と同様に短期間で導入完了し、既にZuoraのRBMプラットフォーム上で「スマートコントラクション」ビジネスを展開しているとのこと。

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