SBI証券は、これまで手作業で行っていたマイナンバーの管理業務をシステム化した。作業時間を減らすことで業務の効率化を進め、顧客サービスの品質向上を狙う。
ダブルスタンダードが提供するAI(人工知能)搭載型OCR(光学文字認識)「マイナンバー抽出処理システム」を活用した。OCRで読み込んだ書類の種別をAIで自動判別し、さまざまな形式に成形、加工する。こうすることで情報の読み取り精度を向上させる。従来のOCRに比べ、文字認識率が50%向上するとしている。
マネックス証券も11月に同社のAI搭載型OCRを導入。本人確認などの手続きを簡便化し、業務効率の向上に役立てている。本人確認書類などの入力作業をOCR読み取りで代替する。顧客は、氏名や住所の変更、特定口座の開設などの手続きで必要となる本人確認書類をウェブサイトから提出できるようになった。