8.DevOpsリーダー
Bartels氏によれば、アプリ開発者やビジネスアナリストが増えるに従い、DevOpsチームを拡大して、これらのグループの協力関係を監督し、調整する必要が出てくるという。
またMeneer氏は、DevOpsのリーダーは、多くの企業でソフトウェア開発以外の文脈でも必要とされる、開発とプロジェクト管理のスキルを提供すると述べている。この仕事には今後、さまざまな肩書きが与えられる可能性があるが、そのスキルセットには引き続き需要がある。
「あらゆる企業は、IT部門をできる限り効率的かつ効果的に運営したいと考えている。これは、IT部門には大きなコストがかかるためだ」とMukherjee氏は述べている。「DevOpsは効率を向上させ、ソフトウェアを早く実現する重要な役割を担う」
9.データベース管理者
2020年にはデータベース管理者の需要が高まる。これは、企業がAIなどを含むソフトウェアを利用することが多くなり、AIを利用したモデルを生み出す能力を必要とするようになるためだとMeneer氏は述べている。「これらの製品を効果的に利用するための秘訣は、よく管理されたデータベースを持つことにある」と同氏は述べている。
10.ユーザーサポートの専門家
Meneer氏は、事業部門の運営にテクノロジが深く取り込まれるようになると、より多くの従業員がユーザーサポートの専門家からの支援を必要とするようになり、業務が変化するに従って必要性は増すと述べている。「多くの企業がデジタル変革を推進するのに従って、業務運営はシステムに組み込まれていく」と同氏は付け加えている。「そのため、それをサポートするプロフェッショナルが必要になる」
Bartels氏は、これらの職種や新しいスキルが必要とされるようになると、従業員に積極的にトレーニングを提供する必要が生じると述べている。
「最近では、必要とされるスキルが非常に早いペースで変化している。そのため、トレーニングの仕組みを設けて、常に従業員に必要とされる新たなスキルを身につけさせることが重要になる」とBartels氏は言う。「この問題は自然に解決されるものではない。積極的に不足しているスキルを特定し、その不足を補うトレーニングを実施し、しっかりと人材を充実させていくべきだ」
またMeneer氏は、今後はあらゆる技術職で、ソフトスキルを身につけることが重要になると述べている。
「今本当に必要とされているのは、技術的なスキルに加えて、コミュニケーションや共感などのソフトスキルを身につけている人材だ」とMeneer氏は言う。「今後はテクノロジがビジネスプロセスの改善にどのように利用されており、それが戦略にどう関わっているのかを明確に理解することがより重要になる。キャリアについて考えている技術者はこれを忘れるべきではない」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。