この調査の回答者が探し求める特定のスキルとして、クラウドとデータ科学(AIを含む)、ソフトウェアエンジニアリングが上位を占めている。
データ:Big Data LondonとHortonworksの「The Fourth Industrial Revolution Report」
グラフ:米ZDNet
まとめ
自動化によって、先進経済圏と新興経済圏の双方において、主に事務関連や管理関連での職の喪失が予測されている。しかし、それと同時に新しい職(ほとんどはより高次なものとなる)も生み出される。こうした過渡期を乗り切り、格差の拡大といった負の影響を緩和することが政府や企業にとって重要な課題となるだろう。
IT分野は雇用の健全な成長が予測されており、大手企業では現在の従業員が必要とする再訓練の投資に向けた覚悟があるという点で、迫り来る「第4次産業革命」を乗り切る良い位置に付けている。
IT分野で働いている、あるいはIT分野でのキャリアを考えているのであれば、サイバーセキュリティやソフトウェア開発、データサイエンス(AIを含む)といった鍵となる分野におけるスキル開発を目指してほしい。自動化の波に大きな恐れを抱く必要はまだないが、近い将来に認知システムを実装する、そして/あるいは、認知システムを用いて作業するということも想定しておいてほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。