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AIでASEANから世界へ躍進するAnyMind Group - (page 2)

阿久津良和

2018-01-17 07:30

 「東南アジアはSNSを活用したビジネス展開が浸透しつつあるものの、SNS利用者側のプロ意識が低く、多くのインフルエンサーを人力で管理するのは人的リソースの無駄。CastingAsia Marketplaceは『(広告)キャンペーンを運用する装置』」(AnyMind Group CastingAsia事業統括 林信吾氏)が必要になるのだろう。今後は戦略立案からインフルエンサーとの情報交換、レポート提示などを一気通貫で提供する「CastingAsia Engagement」も提供する予定だ。


CastingAsia PlatformおよびCastingAsia Marketplaceの概要

 後者は事前に収集したデータを元に、採用候補者のSNSにおける活動内容や行動特性をグループ化して、企業が求める人材を推奨するソリューションである。企業側は人材の能力や行動特性、要約内容を数値化することで、履歴書以外の判断材料を得ることが可能。求職者側も自身が持つ能力と異なる職務に配属されるなどミスマッチを軽減できる。主な収集ターゲットは新卒業者や第2新卒業者、教育実習生およびインターネット人材。導入企業についてAnyMind Groupは、「急速にサービスが増加し、人材の流動性が高いインターネット企業」(AnyMind Group TalentMind事業統括 近藤聖氏)を想定しているという。特に人材への投資や市場の変化にも迅速に対応できる企業ほど、TalentMindソリューションの価値に気付くと説明していた。

 発表当日時点では収集データの分析や分類を機械学習で自動化したTalentMind Screeningの実装にとどまるが、既に社内で活躍する人材の能力などを数値的に可視化して、各企業特有の採用モデルを構築するTalentMind Analyticsを開発中。

 2018年内には、オープンデータから集積したデータを分析して最適な採用候補者を推奨するTalentMind Sourcing、各種リソースを用いて企業および求職者側のマッチングを行うTalentMind Matchingの提供を予定している。なお、TalentMindを始めとする同社のSaaSソリューション戦略的監修者として、ヒトメディア創業者兼代表取締役CEOの森田正康氏が就任した。


TalentMindの概要

 各ソリューションが基盤としているのは、SNS利用者が承諾した共有情報やオープンデータから得たデータベースである。広告主や企業が必要とする情報を機械学習で分類し、条件に合致する人材を提示することで収益を得るビジネスモデルだ。今回CEOやCOO、各事業責任者に話を伺ったが、皆共通するのは「スピード感」というキーワード。社員の平均年齢が29歳と非常に若いAnyMind Groupは、失敗を恐れずにPDCAサイクルで事業を回し、急成長中の東南アジアを足下に活動する。だからこそ即時性を重視し、新たなビジネスへ次々とチャレンジできるのだろう。日本市場はもちろんグローバルでの動向を注視すべき企業の1つだ。

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