HP Inc.は米国時間2月13日、企業向けにデバイスをサービスとして提供するDevice as a Service(DaaS)でApple製品を利用できる「HP DaaS for Apple」を発表した。HP DaaS for Appleを利用して、顧客は最新世代のAppleデバイスをHPからのサポートと管理サービスとともに利用できる。
HPがDaaSの提供を開始したのは2016年のことだ。購入からリサイクルまでデバイスの調達と管理を統合できるという売り込みとともにスタートし、以来自社の成長戦略の主要なセグメントと位置付けている。
現在DaaSにはITリソースを解放するための分析と最適化サービスが含まれており、機器を購入することなく月額固定制で利用できる。
Appleデバイスが加わることで、さまざまな端末の種類とOSを含む多様なデバイス環境の管理ができる統一化されたプラットフォームの需要を満たすことができるとしている。
HPでエマージングコンピュートソリューション担当バイスプレジデント兼グローバル責任者を務めるMichael Park氏は、軽量システムの市場から「需要を示す明確な兆候」を感じており、Appleデバイスが会社所有、個人所有の両方で法人環境で使われるに至っていると述べている。
「HPはPC事業で強いが、モバイルデバイス分野ではあまり展開していない。市場のシェアと普及を見ると、ここでのリーダーはAppleだ」とPark氏。
HP DaaS for Appleは、翌営業日のオンサイト修理と交換、事故による故障に対する保護、HPサービスチームによる統一されたエンドポイント管理などが含まれる。
同サービスはまず、HPからの直販のみで米国の一部顧客向けに提供する。米国以外の市場にもその後拡大する予定で、2018年前半にチャネルパートナー経由でも購入できるようにする。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。