コレガの無線LANルータ「CG-WGR1200」(販売終了製品)に3件の深刻な脆弱性が見つかり、同社は3月9日にセキュリティ情報を公開して、ユーザーに使用中止を呼び掛けた。
3件の脆弱性はバッファオーバーフローとOS コマンドインジェクション、認証不備で、いずれもCG-WGR1200のファームウェア 2.20以前に存在する。悪用された場合に、遠隔から任意のコードやOSコマンドの実行、ログインパスワードの変更といった不正な操作が行われる恐れがある。
JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)による共通脆弱性評価システム(CVSS)を用いた影響度は、3件とも「8.8」(最大は10.0)とされた。
コレガは、既にCG-WGR1200のサポートサービスを終了しており、ユーザーに同製品の使用中止を求めた。なお、回避策として、第三者が外部から同製品にアクセスできないようリモートアクセス機能を無効にする方法などを挙げている。