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Docker創業者ハイクス氏が日常業務から退く意向--Dockerへの思いなどつづる

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2018-03-30 15:03

 Dockerの社内事情に詳しい人は何カ月も前から予想していたことかもしれないが、共同創業者のSolomon Hykes氏が米国時間3月28日、日常業務から離れることを発表した。

 Hykes氏は次のように述べた。「私はDockerから離れることをお知らせしようと思う。10年前にDockerの立ち上げに関わり、それ以来Dockerを構築してきた。創業者が去ることは劇的な出来事のように見られるものだが、この件では残念ながら、心が踊るようなものとはほど遠いというのが現実だ。私はDockerで何年も多くの役割を担ってきた。今は新しく最後に、取締役のメンバー、主要株主、そして恐らく手のかかるDockerユーザーとしての役割がある。それでも今後日常業務には関わらないつもりだ」

 この発表のほぼ1年前には、コンテナ分野をリードする同社のもう1人の共同創業者であるBen Golub氏が最高経営責任者(CEO)の地位を退いている。Hykes氏は2017年11月以降、幹部チームとしての職から距離を置くようになったようだ。同氏は最高技術責任者(CTO)だけでなく取締役会の副会長兼チーフアーキテクトとしても働くようになった。

 Hykes氏はDockerの顔であり、議論を呼ぶ発言をしたこともあった。同氏は2016年、「OCI(Open Container Initiative)のイメージフォーマットは偽物の標準だ」とツイートし、コンテナ分野で議論を招いた。コンテナの仕様に対するこのオープンソース標準はCoreOSといったコンテナ企業のほか、Docker自身からもサポートされている。

 Hykes氏は今回の退任にあたって、「DockerはCEOであり、伝説的な人物でもあるSteve Singh氏のリーダーシップのもと、売上高を急激に増加させ、開発者コミュニティーを100万規模に増やし、企業のビジネスへと静かに変貌を遂げた。われわれの戦略はシンプルだ。世界のあらゆる大規模企業は、自社のアプリケーションとインフラをクラウドに移行する準備を整えている。彼らはそのための、信頼性と安全性に優れ、高価な開発やプロセス変更を必要としない、そして単一のOSやクラウドに縛られないソリューションを求めている。現在のところ、そういった要求を満足できる唯一のソリューションは『Docker Enterprise Edition』だ」と述べた。

 複数の情報筋は、Dockerという技術が大きく成長している一方で、ビジネスとしてのDockerの成長はますますその手腕を問われるようになってきていると示唆している。

 Hykes氏は「これによりDockerに大きな成長機会が訪れる。この機会を生かすためにわれわれは、Singh氏の片腕となる、世界の大企業に向けたソフトウェアの出荷やサポートに対して長年にわたる経験を有したCTOを必要としている。このため私に新たな役割が与えられることになった。それは理想的なCTOを見つけ出し、時折アドバイスを提供するとともに、巨大な事業を構築し続けるチームの妨げにならないようにすることだ」とも述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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