AJSは4月3日、旭化成グループの旭化成アドバンスに人事考課システム「P-TH(ピース)」を導入したと発表した。
旭化成アドバンスは、2015年4月に旭化成商事、旭化成コマース、旭化成インターテキスタイルズの統合により発足。2016年7月には旭化成ジオテックを統合した。会社発足から3年が経過し、設計した人事評価制度の運用にようやく慣れたところだったが、社員数の増加とともに評価作業の負荷の増大が課題となっていた。
旭化成アドバンスでは従来、ダウンロードしたExcelファイルをメールや共有フォルダで管理する方法で人事評価を運用していた。メールや共有フォルダでのファイル管理は、権限設定や評価シートの更新有無の確認などに手間がかかっていたため、評価者である上司や人事部門の業務効率化できるシステム化を検討することになった。その結果、現状の評価制度やExcel評価シートを変えることなくスムーズに導入でき、システム化によって業務の効率化を図れることから、P-THの採用に至ったという。
旭化成アドバンスは、2018年3月にP-THの導入を完了し、4月の目標設定より運用を開始する。旭化成アドバンスはP-THの導入によって、評価者の管理工数削減、リアルタイムでの評価の進捗把握、人事部門の評価にかかる作業の効率化の実現を目指すとしている。