Rackspaceは米国時間5月17日、RelationEdgeの買収を発表した。RelationEdgeはSalesforce.comのコンサルティングパートナーで、Rackspaceは自社のサービスとしてのIT(IT as a Service)ポートフォリオにSaaSの専門知識を加えることになる。
RelationEdgeは2013年にカリフォルニア州サンディエゴで立ち上がった非公開企業。顧客企業がSalesforce技術を活用してビジネスプロセスを改善し、デジタルマーケティングを使って顧客エンゲージを強化することなどを支援する。
RelationEdgeは米国内に十数拠点を構え、従業員は125人。すでに黒字化している。Rackspaceの下でも独立性を維持し、RelationEdgeのブランドは残り、経営陣もそのままとなる。
Backspace Application Servicesのエグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーのGerard Brossard氏は、買収は顧客の需要を受けてのものと説明している。
「大企業と中規模企業はSaaSアプリケーションを利用して、営業、マーケティング、顧客サービス、オペレーション、人事、財務会計と多くの部署でビジネスプロセスの強化を図っている。これらのアプリケーションは多機能だが、実装は複雑であり、常に最新の状態を維持するにはコストも高くなる」とBrossard氏は声明文で述べている。
2016年に非公開企業になってから、Rackspaceはクラウドプロバイダーとして競争する代わりに、顧客サポートサービスにフォーカスを移している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。